2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

今週11月30日は長崎へ

2005年11月30日 長崎県諫早市の、たらみ図書館の1周年で『図書館からの贈り物」という催しがあります。 11月23日の長崎新聞に記事が出ているそうです。 イタリアの写真家、マッシモ・ベルサーニ氏の写真展と同時開催で、11月30日の19時3…

ケージをめぐって

しげりんさんとのやりとりで話題にのぼったジョン・ケージについて。>世界的な現代音楽なんだから譜面は真っ黒で と言いたいんですが >これが実に簡単なので二度びっくり というのが、しげりんさんのケージのピアノ曲への感想。譜面は真っ黒、理論は複雑な…

先生

私は作曲そのものは独学だが、音楽学の先生はいます。 先生の家でパプア=ニューギニアの音楽を聴かせてもらったことがあります。 現地の人と一緒に踊りながら録音しているので音が踊ってました。 最初はベートーヴェンの論文を書いていたのがだんだんクラシ…

20世紀の300名曲

私のサイトに掲げている20世紀の300名曲というのは、ごく普通のクラシックファンが、我慢して100名曲から順番に聞いていくと、いつのまにやら現代音楽のわかる耳になってしまうという便利な教材になっております。 勉強しなくて良いのです。ただ聞き…

保守的な大衆

典型的な保守的聴衆の反応。 自分がすでに知っているものに感動する。 演奏会で知っている曲が出てくると単純に喜ぶ。既知の調性で作ってあれば単純に安心している。知らないものには感動しない。 周りの人がみんな知っていて流行っているとなったら自分も知…

南の音楽展

MU楽団の「南の音楽展」。雨にもかかわらず90人のお客様。 難曲「南の小協奏曲」の初演もひとまず成功。 なかなか猛烈な曲でしたが、楽しんでもらえたでしょうか。 こういうラテン的でラディカルな音楽というのを、書いてみたかったのです。 レブエルタス…

日本音楽コンクールを目指される方へ (本気)

日本音楽コンクールの本選で自作が演奏されるための方法発案。演奏部門で、自由曲に私の作品を演奏して本選まで進まれた方には、1万円差し上げます。誰かこの話に乗らないかな。 作曲部門は応募やんぴ。 演奏部門で、自由曲にみんなが選んでくれる曲を書け…

調性のある新しい音楽

現代音楽の作曲家が頼まれ仕事で書いた調性のある曲の旋律と和声で、おどろくほど凡庸なものが多いのは何故でしょう。 調性でもう新しいことは出来ないとシェーンベルクが言ってから、 アントニオ・カルロス・ジョビンも、ラミレスも、ビートルズ、松任谷由…

演奏家

弾かぬなら、弾かせてみせよう演奏家

あのころの山 一原有徳著

あのころの山 一原有徳著 北海道撮影社刊 昭和51年発行山というのは、変わらないようで、実は意外と変化するもので、学生の時に訪れた時に印象に残っていた草原の尾根が、最近行くと、鬱蒼とした森になっていたり、あるいは、かってよく使われた峠道が廃道…

野村誠氏の音楽

野村さんの音楽は、老若男女誰でも参加して、しかも新しい音楽を作るというレベルの高い幸福感(これをクラシックでは、訓練されたすごい音楽家が独占していた)を味合わせてしまう。 聴いているほうも、素人の下手な音楽に付き合って聴いているということは…