フェイルセーフ

リスクマネジメントというものは、個々の原因の予測と排除では対応しきれないリスクを考えるもの。原因は何であれ停止が発生したときにどのように働く装置であるかの設計が重要だと思います。
その観点から、原発はフェイルセーフな設計が困難であるというところと、事故が発生した際に被害規模を小さくするリスク分散ができていないという欠陥をかかえていること、放射性廃棄物の保管という極端に長期間にリスク管理が求められる事柄が解決をみないという致命的欠陥をかかえている。

地震によるリスクについては既に、神戸大学の石橋教授が1997年に指摘
http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/9710kagaku.pdf
東電福島第一原発についての津波による電源喪失のリスクについては共産党福島県議員団が2007年7月24日にしていますが東電は無視しています。
http://www.jcp-fukushima-pref.jp/seisaku/2007/20070724_02.html

原発依存を下げるエネルギー供給については、水素燃料電池の普及というのも予想外に早そうですね。
水素燃料電池車の市場投入も見えてきた。
http://www.meti.go.jp/press/20110113003/20110113003.html
これの波及で水素燃料電池は相当、コストダウンになる。