ウィーン・フィル

兵庫県立芸術文化センターで、ウィーン・フィルを聴く。
ハイドンのアンサンブルの面白さを堪能。
ショパンのピアノ協奏曲第1番。ラン・ランの聴衆を魅了する表現と、素晴らしく柔らかくピアノの表情に反応して変化するオーケストラ。
リヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」は、大編成のきらびやかで派手な曲という印象ではなく、大人の為のユーモアのある「おはなし」を聴いた気持ちになる。

東京や福岡では、ウェーベルンがプログラムにあったのだが、これは聴いてみたかった。
試しにミクシイの日記でウェーベルンウィーン・フィルを検索してみた。
ウェーベルンの音楽に大変、感激、感動している方と、なんでこんな全くわけがわからない現代音楽なんてやるのだという反応とに完全二分されている。
100年経って、ウェーベルンが好きだという人は大変多くなった。世界中で演奏され、CDなども沢山出ている。
「わかる人」と「わからない人」をこんなにも二分するものは何なのだろう。
普段、クラシック音楽をよく聴いていて古典やロマン派が好きな一方で激しく拒絶反応を示している人もいる一方、知らなかったけど面白かったと率直に耳をかたむけてウェーベルンと出会った人もいるだろう。
拒絶している人の特徴的言い回しは「音楽はこうでなくちゃ」という決めつけか。