アイリッシュハープの為の組曲

アイリッシュハープの為の小品を書いてみました。

アイリッシュハープの為の組曲
アイルランド西海岸のスケッチ」作品87
第1曲 ゴールウェイの街
第2曲 リスドーンバーナーの牛
第3曲 リマリックの雨

ト音記号の譜表の下加線二つのGから、上、加線4つのGまでの3オクターブのレバー付きのアイリッシュハープであれば演奏できます。

学生時代、卒業寸前に旅したアイルランドの地名が曲名になっている。

アイルランドのゴールウェイは大西洋岸の街。
アラン諸島へ渡る船はここから出ています。小さな美しい街。街はずれの海辺の公園は広々しています。馬で散歩している人がいた。
小さな街ですが、商店街がコンパクトにあって、街の中心には公園がある。
その近くのパブでアイルランドの音楽を聴きながらギネスを飲んだ覚えがある。
バンジョーなどで、カントリーの先祖のようだった。店の中は地元の人で賑わってきて、まだ、当時、この辺りまで来る日本人旅行者は少なかったのか、さかんに話しかけられた。
駅の近くの銀行で、トラベラーズチェックを換金する時、漢字でサインしたら、窓口の人が、漢字を目の前で書いているのを見るのは初めてだと、えらく感心していた。
まだ、その頃、「地球の歩き方」はアイルランドが刊行されていなかったし、およそ日本語のアイルランド旅行ガイドが出版されていなくて、アイルランドの遺跡の旅の小さな本くらいしか無かったから日本人学生旅行者も、ここまで滅多に来なかったのだろう。
街の西のはずれの住宅地のBBに泊まった。

リスドーンバーナーは、バレン高原の街。
ここへ行く路線バスが2日に1便しか走ってなかった。
宿が何軒かあり、この辺りの観光のちっとした拠点の街なのだろう。
BBに連泊して、宿の娘さんのだという自転車を借りて、モハーの断崖まで10キロほど走って行った。公共交通機関はないそうだ。
このあたりもカルスト台地で、丘の向こうは大西洋。
突然、修道院の廃墟があったりする。
牧場の牛は、赤い牛も多く、日本の牛より呆けた顔をしている。

リマリックは、このあたりでは大きな街。

弾いてみたいという方、おられましたら連絡ください。
楽譜送ります。