コーネリアス・カーデューは失敗した

作曲の目的
「ヨーロッパの上流社会の音楽・芸術」とは違う感情、文化の歌を、「クラッシック音楽、現代音楽の表現技術の最高水準」を使って、そのメディアを乗っ取って歌うこと。

音楽が成功しているとは?
 作品が演奏され、人を魅了してコミュニケーション・発言・発信が実現していること。(多数を浅くか、少数を深くかのいずれの路線にせよ)


コーネリアス・カーデューは失敗した。
(例:カーデューのSong for the Future )
何故、失敗したのか?
・「上流社会の音楽・芸術」とは違う(民衆)の感情、文化の歌を歌おう目標設定した。
・「欧米の上流社会の音楽・芸術」とは違う「感情」「文化」を彼自身が豊穣には持っていなかった為に枯渇した。

Song for the Futureが悪い曲というわけではないが・・・豊かな可能性をもった音楽とは思えない。 


原博は失敗した。
(例:原博の「ピアノ協奏曲」)
何故、失敗したのか?
・「ヨーロッパのクラシック音楽の芸術・技術」に憧れた。
・聴衆とのコミュニケーションが大切だと認識したが・・・
・コミュニケーションの為には「調性・機能調性」(欧米の19世紀までの音楽様式)が、唯一の前提条件だと自分の個人的な狭い経験の中で短絡的に判断した。
・「憧れたという個人的体験」しか彼の音楽は表現していない。
・その芸術・技術で伝えたい彼独自の「感情」「文化」が希薄。


この話しの続きは、
7月29日のマザーアースでのレクチャーで話します。
是非、第1部、第2部を通しでお申し込みください。