お燈祭り

新宮へ行き、神倉神社のお燈祭りを見てきました。
昼過ぎに「くろしお」で新宮に到着。神倉神社から権現山、千穂ヶ峰に登り、急な階段を速玉神社に降りて国宝も見る。
佐藤春夫の家が移築されているが、こじんまりした良い家だ。
新宮の街中を歩き、途中でちゃんぽんを食べ、夕刻、再び、神倉神社へ向かう。
街中を歩くと男たち、男の子たちが、参加するべく準備中。
ぞくぞくと神倉神社へ集結していく。
神倉神社の麓で、登っていく上り子達を見送る。
7時までに、上り子は登っていくが、松明を持って下り始める8時までは時間がある。
遅刻して入山を止められて騒ぐ若者と、止める年長者との騒ぎが、開始待ちの気分を盛り上げる。
8時前、山の上から、煙と灯りが見え始める。
8時すぎ、最初の上り子が下ってくる。
神社の登り口で見ていると、燃え尽きかけた松明を持って次々と降りてきてゴールする人たちを見ているという状態で、火の龍が降りてくるというイメージではないが、かえって少し離れた場所から見ると、山腹に松明が連なって見える。
この祭りは、見せる祭りというより、町中の男たちも男の子も集結して血気さかんに火を持って盛り上がるところが良い。

この日はとても寒く、新宮でも雪がちらつく。

普通、神社の鈴は大きなのが1個ついていて鈴紐を引いてガラガラと鳴らすのだが、速玉神社の鈴は、小さな鈴がたくさんついていて高い澄んだ美しい音がする。