剱岳

映画「剱岳 点の記」を見た。

剣岳は、馬場島からの早月尾根も、剣沢からの別山尾根も登ったことがあります。
剣沢もテントで泊まったことがあり懐かしい風景だらけの映画でした。

下記の私の写真は毛勝三山の猫又山で撮ったもので背景の凄い山は剣岳
http://kondokohei.hp.infoseek.co.jp/Welcome.htm
この時も、あちこちで雪崩の音がしていました。
この毛勝山登山の記録はこちら。写真つき。
http://kondokohei.hp.infoseek.co.jp/R932m/noriko/kekatisanzan1999.htm

しかし、この映画、ちょっと、音楽が盛大すぎではある。 悪くないのだが・・・。
明治の日本の山で、しかも立山信仰の山々なのに、やたらと西洋音楽鳴りまくり。ヘンデルサラバンドの仰々しい編曲は、ストコフスキーなみ。
山には山の音が沢山ある。
雪渓の下を水が流れる不気味な音とか、落石が雪渓の上を飛んでくるときの風切り音とか、雪の上を歩く時のピッケルや登山靴を蹴り込む音とか、風に吹かれて揺れる木のみしみしいう音とか、テントが風でバタバタいう音とか、いろいろあって、身を守るためにも登山中は結構、音に注意を払っているもの。(落石とか雪渓の踏み抜きとかは怖いので、音にも注意を払う)

映画中で、テントか風雨に吹かれて、支柱を倒して凌ぐ場面がありましたが、昔、学生の頃は、まだああいうタイプのテントで、飛ばされないよう支柱を倒して耐えた経験があります。
今のテントはドーム型で上下一体の構造なので、少々の風雨でも大丈夫です。