十津川、熊野本宮、湯峯、川湯温泉

近鉄大和八木から新宮行きの路線バスに乗る。
朝9時に乗って、五條、西吉野、大塔、十津川へと南下。
学生の頃、冬、雪の降る伯母子岳に五百瀬から登った際、川津までは行ったことがあるが、もう20年も前のこと。その時は、雪でバスが何時間も遅れた。道は当時は細く、よくこんな細い雪道をバスが走るものだと感心したもの。
その道も、ずいぶん、あちこち工事され、トンネルが出来、道幅も広くなり、巨大な法面とコンクリート橋が谷筋の村々の上に聳えて圧倒している。
谷瀬の吊り橋は、ネットですっかり安全な橋になっている。
これなら観光客も怖がらない。

熊野本宮には2時すぎに着く。
本宮前は道路工事をしていて交通量も多い。熊野本宮は、こんなに普通の町中だったのか。
大日越えを歩き、湯峰温泉へ。
湯峰からバスで川湯温泉へ。
今日の泊まりは、木の国ホテル。結構、古びた建物だが、部屋は広く川に面している。
河原に露天風呂。晴れた月夜、河原の露天風呂の湯気を通して見る月の光は美しい。
仙人風呂も行く。手ぬぐいだけのおっさんも、水着の女性も、月夜の河原で湯煙のなかくつろいでいる。