第24回現音作曲新人賞 譜面審査結果

6月18日譜面審査

入選作
稲森安太己《ミンネザング》
江原大介《スフィア〜フルートとヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための》
荒井秀仁《Asia for 6 Players》
中谷透《4_1/64_1》
小林建樹《弟切草ー零ー》

以上5作品
今年の審査員は 三枝成彰(審査員長)、小鍛冶邦隆、福士則夫 の3氏。
今年の募集テーマ:トナール(調性・旋法)
 調性・旋法をどうとらえ、自作に生かしていくのかは、いま作曲家を志さんとする者にとって、避けては通れないテーマである。かつては調性を自由な探求への障害ととらえ、あえて無調を選択する方法論もありえた。が、その“反逆”にも歴史や伝統が生まれ、もはや前衛・最先端の試みとは言えなくなった。無調さえ一種の選択肢に過ぎなくなった今、どのような作品を紡ぎ出すのかに、個々の作曲家の音楽へのスタンスがうかがわれる。今回応募される皆さんに期待している。(三枝成彰



私の《音叉の秋》(室内楽バージョン:ソプラノ、アルト、弦楽四重奏)は落選しました。