利権の為の自然破壊

山を歩いていると、無駄な公共事業どころではなく、意図的な自然破壊でしかないような林道工事などに出会すことが極めて多い。
砂防など防災工事や道路など、あるところまでは必要であっただろう。
施工が必要な箇所が、一通り整備されたところで、当然、必要な工事は減少し、維持、更新の必要な範囲に事業規模は縮小されることになるはずである。

しかし、実態として、事業が利権として規模を維持する為に、不要な工事を無理矢理計画して実施しているものと思われる。

単なる無駄使いなら、失業対策であろう。
しかし、林道などの過剰な工事は、森林を分断し、不安定な法面を沢山つくり、排出土砂で谷を埋め、渓谷の川床を破壊し、崖崩れを誘発し、山奥に不法投棄や汚染を誘い込む。
無駄どころではなく悪事である。